小学生の約3割 1カ月に16冊以上読書

小学生の約3割 1カ月に16冊以上読書
iStock.com/lemono
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 読書週間(10月27日~11月9日)の中、小学生の約3割が1カ月に16冊以上の本を読んでいることが、ニフティが運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」がこのほど実施した読書に関するアンケートの結果で分かった。対照的に1カ月に3冊以下しか読まない中学生が5割近くもおり、小中学生で極端な結果となった。

 アンケートは9月2~26日に、小中学生を中心とする同サイトへの訪問者に対してインターネットを通じて行われ、1565人から有効回答を得た。

 漫画や教科書以外で1カ月に読む本の量は、小学生では「16冊以上」が31%で最多。続いて「2~3冊」(18%)、「4~5冊」(17%)、「6~10冊」(16%)、「11~15冊」(8%)で、「6冊以上」は計55%となった。

 一方、中学生では「2~3冊」が29%で最多。続いて「0~1冊」(18%)、「4~5冊」「16冊以上」(各17%)で、「5冊以下」は計64%となった。また、「全く読まない」は小中それぞれ3%だった。

 「本(漫画以外)を読むのは好き?」という質問に対しては、「大好き」「好き」と答えた小中学生は全体の90%。「あまり好きではない」「嫌い」は合わせて10%だった。

 また、本を紙で読むか、電子書籍で読むかという問いには、小中学生では紙が71%、電子書籍が2%、両方が27%だった。タブレットやスマホなどのデバイスを利用した読書スタイルが、まだ小中学生には根付いていないことが分かった。

 学校の図書館での本の利用については、小学生では1カ月に「3~5冊」が23%、「6~10冊」が19%、「16冊以上」が18%いたが、「全く借りない」も16%いた。中学生では「1~2冊」が25%、「3~5冊」が14%、「6~10冊」が10%だったが、最も多かったのが「全く借りない」で39%を占めた。

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