悩み事を学習用タブレット端末で相談 福岡市がサイト開設

悩み事を学習用タブレット端末で相談 福岡市がサイト開設
iStock.com/Yagi-Studio
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 福岡市は7月5日、小中高校生に配布している学習用タブレット端末を活用した相談窓口「こどもタブレット相談」を同19日から開始すると発表した。相談時間は、子どもたちが利用しやすい放課後の午後5時から午後10時まで。最終受付は午後9時半。匿名でチャットか音声通話で相談できる。

 「こどもタブレット相談」は、児童生徒に配布された学習用タブレット端末からアクセスし、匿名で学校生活などの悩みや不安について相談できるシステム。臨床心理士などの資格を持った相談員が対応する。学習用タブレット端末を持ち帰って、放課後に気軽に相談できるように相談時間を設定した。

 同市の学習用タブレット端末のホーム画面には「福岡市こども相談」のアイコンがあり、タップすると相談窓口の一覧が出てくる。その中に今回「こどもタブレット相談」が新設され、そこからログインして利用できる。

 同市ではすでに電話相談やLINEによる相談ツールも用意しているが、同市の担当者は「子どもたちが身近に使える学習用タブレット端末を活用した相談ツールも増やすことで、子どもたちの相談ニーズをこれまで以上にしっかり拾っていきたい。スマートフォンなどを持っていない子どもたちでも、チャットで気軽に相談できるようになれば」と、導入に至った経緯を話した。

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